安価にS3ストレージを用いるためにMinioを導入する

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MinioはAWSのS3オブジェクトストレージ互換のソフトウェアだ。サーバーの実機があればオブジェクトストレージが構築できる。

どれくらい安くなるのか

見積もりツールによると、MinIOを用いた場合 $0.024(3円くらい)/GiBで構築することができる。これは初期費用、すなわちハードウェアの費用となる。別途電気代やネットワーク利用料がかかることに注意。

これに対してAWSは

2022/12/24時点

このようになっている。なお月額であるため1年で12倍になる。また、電気代はこの料金に含まれているがデータ転送に関しては別途課金される。

2022/12/24時点

おおよそこのようになる。

料金比較概算

ストレージが512テラバイト(16TB*32)、転送量が月300テラバイト、1年運用の場合、オンプレとAWSでどれほど料金が変わるのか比較してみる

AWSオンプレ
初期費用01,600,000=12000$
電気代(月)012000円(7W*32+200)Wh*24h*30day*40 ¥/KWh
通信費(月)800,000400,000(1Gbps専用線)
ストレージ代(月)1,450,000=11000$80,000(1月で2個HDDが壊れると仮定)
1年2700万750万
3年8100万1900万

やはりAWSは高い。Cloudfrontを使わない、またはCDNを自前で構築するのならばオンプレのほうが良いだろう。

導入方法

Ubuntu22.04にインストールする

Ubuntuにログインする

minioの実行ファイルをダウンロードする。私は64bitのamd64にしたが、人によって変えなければいけない

wget https://dl.minio.io/server/minio/release/linux-amd64/minio

次にダウンロードしたファイルに実行権限を与える

sudo chmod +x minio

起動する

sudo ./minio server /minio

Webブラウザからアクセスする。(http://サーバーのIPアドレス:9000)

ログイン画面

ログインする

初期パスワードはminioadminで、ユーザー名も同じである。変更しておくことをおすすめする。

ログインすると上の画像のような管理画面に入る。ここでバケットを作ったり、アップロードしたり出来る。

次回は複数台のストレージとサーバーでイレイジャーコーディングを試す

↓次回

MinIOでイレイジャーコーディングを試す

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